芸能

2017-02-19 テレビPABLO 配信

『おんな城主 直虎』三浦春馬が語る――
第1回:柴咲コウや高橋一生と織りなす微妙な“三角関係”

 

 

柴咲コウ主演の大河ドラマ『おんな城主 直虎』(NHK)。戦国時代から安土桃山時代にかけ、“直虎”と名乗り、遠江井伊谷の女領主となった女性の激動の生涯を描く本作で、柴咲演じる直虎(次郎法師/おとわ)のいいなずけとして共に幼少期を過ごすも、悲運の道をたどっていく井伊直親(亀之丞)を演じる三浦春馬に作品について伺った。(以下、敬称略)

柴咲コウさん演じる直虎は、一言では表せないすごく魅力的な女性

――父の直満が今川に謀反の疑いで殺害された後、亡命していた亀之丞(直親)。10年という歳月をかけて、お家である井伊谷に戻ってきた直親という役に対して、三浦さんはどういったイメージを持たれていますか?

三浦:直親は、井伊谷に再び陽の光を指すキャラクター。新しい風を吹き込み、暖かい光を差し込むような人物で、すごく魅力的だなと思いました。幼少期は体が弱かったんですが、屈強な人物として帰ってくるというギャップも含めて、人を惹きつけるのかなと感じます。

幼少期に父親の謀反発覚、お家である井伊谷を離れますが、10年後に井伊谷に戻って来た亀之丞には、強い思いがあったんだと思います。離れている間に温めてきた自分の思いや、苦労によって形成された強い業。今回、それを表現したり、感じるということが、この役を演じる面白みでもあり、勉強になるところだなと感じていて。

井伊谷や家族の力添えによって戻ってこられた命だからこそ、井伊谷のために自分が身を捧げていくんだという気持ちや姿勢をどう表現していけばいいのかということを、意識して演じていましたね。

――直親は屈強な人物ですが、身体づくりの面で何かご準備されたことはありましたか?

三浦:身体づくりは、直前にやらせて頂いた『キンキーブーツ』というブロードウェイミュージカルの役が割と逞しい役だったので、そのまま活かせるなと思っていました(笑)。特にさらに体を鍛えるということはしなかったのですが、弓を引いたり、馬に乗るシーンもあったので、弓を一から習ってみたり、乗馬クラブに通ったりという、準備はしました。

――今回、直親と直虎の恋も物語の軸として描かれますが、直親の目から見た直虎(次郎法師/おとわ)の魅力とは? 

三浦:幼少期の頃からおとわは“お家である井伊谷のために自分は犠牲になる”、自分は二の次で誰かのため、お家のために尽くしていくという、本当に大きな女性。ドラマの中で、“竜宮小僧”(人が困っていることを、知らぬ間に手伝ってくれる謎の存在)というワードが出てきますが、彼女こそが実は誰よりも井伊谷のことを一番に思っていて。

そういう生き方をしている一方で、時に思いっきり泣いて、思いっきり笑って、思いっきり可愛らしいところがあり、すごく魅力的なんです。そんな3、4面性もあるキャラクターを柴咲コウさんが力強く演じられていて。コウさんが演じる次郎法師は可愛らしいし、隙やちょっととぼけてる瞬間もあり、一言では表せないすごく魅力的な女性だなと思います。

 

直親と政次(高橋一生)は一番近い存在だからこそ劣等感を感じるんだと思います

――また直親にとってもう一人の幼なじみの政次。直親と政次はどんな関係だと思われますか?

三浦:政次とは、幼少期の時からお互いコンプレックスを見せ過ぎず、虚勢を張っているところがあると思っています。お互いがお互いに無いところを持ち合わせているんです。亀之丞は、おとわに対してもそう感じていて、おとわの旦那になる自分が、“なんでおとわに守られているんだろう”っていうコンプレックスを持ちあわせながらも、きちんと2人を引っ張っていこうと、井伊谷に戻ってきたんだと思っています。

お家の仕事をしたことがないので、戻ってきてから空回りする瞬間もあるんですけど、直親には人を惹きつける魅力がある。一方で政次は、聡明な考えを持つ人物だと思うんです。僕もそうですが、一番近い存在だからこそ劣等感を感じることって、結構あると思っていて。“この人はこんなに頑張っているのに、なんで自分はできないんだろう”って…。直親と政次は、お互いそんな思いを抱えている関係性なのかなと思います。

――直親と次郎法師、政次の微妙な三角関係が描かれてきましたが、演じていて特に印象に残っているシーンはありますか?

三浦:直親と次郎法師が2人で寄り添うことを諦めるシーンですかね。次郎法師とのことが直親が井伊谷に戻ってきた理由のひとつだったのに、それが消えてしまったときの衝撃や思いは、相当なものがあったと思うんです。

だけど、次郎法師が断った理由も痛いほどわかるし、すごく切ない。次郎法師との未来が消えたときに、彼自身がどんな表情をして、どんな思いで、どんな思いが溢れえくるのか、それは形にして体現すべきなのか。直親の次郎法師への思いの重さや強さをきちんと表現しようと撮影に臨んだので、すごく印象に残っていますね。

7話に登場するドローン撮影の金色の棚田は本当に素晴らしい景色です

――直虎や直親が生まれ育った井伊谷は、山あいの小さな盆地。今回、岩手県の壮大な大地に、広大なオープンセットを建てて撮影されていますよね。

三浦:ロケセットの豪華さに、目を見張りました。「どうやってこの場所を選んだんですか?」って聞きたくなるくらい、手間をかけてつくっているのが分かりましたし、村の情景がすごくリアルに表現されているんだろうなと感じて。こんなに恵まれた環境でお芝居ができるんだと感動したことを覚えています。

――物語の舞台である静岡県・浜松でのロケで印象に残っていることはありますか?

三浦:地元の方々がとても親切で素晴らしくて。炊き出しを用意してくださいまして、豚汁や五平餅をいただきました。現場で温かい物を食べられるのはありがたいことなので、本当にうれしかったですね。

7話で、井伊谷の隠し里が出てきますが、ロケ地が棚田で素晴らしい景色なんです。棚田の金色の稲穂が揺れているところを、撮影しているんですが、夕焼けの時間に、直親や前田吟さん演じる祖父の井伊直平の気持ちを投映しているので、素晴らしい画が撮れていると思います。ぜひ注目してほしいですね。

 

 

 

 

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Source: 三浦春馬さんの軌跡