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【気になるコト8-2】海外の不審死との比較「日本一ふざけた弁護士を目指す人。」さんの ”間違った説明” を解説

前回、日本一ふざけた弁護士を目指す人。(以下: 通称「ふざけた」)さんのふざけ過ぎた行為を記事にしましたが、過去ツイをたどっていたら、こんなツイを発見しました。
日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-1
この動画では「ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏・伊良部 秀輝氏」の名前が列記されているので、間違いなくご質問者は私のブログ記事を読んでいただいた方ですね。ありがとうございます。
「ふざけた」さんは、「誤った比較をしている記事を発見したので…」と仰っていますが、動画では、「ふざけた」さんの方こそ誤った説明をされているので、一つ一つの間違いを解説したいと思います。 

 間違い1-ウィリアムズ氏・マックイーン氏の国と職業 

「ふざけた」さんは、ロビン ウィリアムズ氏をご存じないようで驚きました。ロビン ウィリアムズ氏って世界的に有名な俳優だと思っていたんですけど、日本では違うのかしら?

後に訂正されていますが、
最初に説明されているロビン ウィリアム氏とアレキサンダー マックイーン氏の「国と職業」が間違っています。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-2

正しくは…ロビン ウィリアムズ氏は「アメリカの俳優」で、アレキサンダー マックイーン氏は「イギリスのデザイナー」です。(動画では最初、逆になっています)後に、スマホでWikipediaを見ている時に気が付かれて、訂正されていますが、「ふざけた」さんは、動画配信の前に、事前に調べることはされていないのでしょうか?


 間違い2-不審死だったのでよく調べた  

「ふざけた」さんは、「マイケル ジャクソン氏は自殺でもないし、死にたいとも思ってないし、事故だったので、よく調べなければならなかった。医者に殺されたのではないか…という疑惑があり、アメリカでも話題になった。証言できる本人が亡くなってしまったから、難しいケースだった。(中略)ホイットニー ヒューストン氏は、薬物摂取後シャワーを浴びて死に至った不審死。自殺ではない不審死なので、詳細な発表がされている。」と説明してますが、これ間違いです。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-3


日本の場合、
死体発見時に明らかな老衰や病死でない限り、まずは「変死の疑いのある死体」または「不自然死」に分類されます。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-4

また、日本の警察庁は自殺の定義を決めていません。明らかに「自殺」に見えるケースであっても、遺書などの具体的な証拠がなければ、自殺とは認めず、「変死体」として処理します。そして、一度「変死体」として処理されれば、その後、自殺と判明しても「自殺者」として計上されないようです。

詳細はこちら↓
 
 遺書がないと「自殺」にならない!?…に隠された警察のトリック

20170201 日刊ゲンダイ「自殺者7年連続減に“トリック” 元刑事・飛松五男氏が解説」2

そして、アメリカの場合も同様なのですが、死体を分類する判断流れ(事件性の有無を判断する過程)が日本とアメリカ(諸外国)では異なります。先日貼った下の図の通り、海外では「検視・現場検証・解剖・検査・捜査」を経てから、総合的に「事件性の有無」を判断しているのに対し、日本の場合は、たったの「外表検視・現場検証」だけで「事件性の有無」を判断しているんですよ。

「事件性の有無を判断する過程」 日本と海外の違い


「マイケル ジャクソン氏 や ホイットニー ヒューストン氏は不審死だったので、よく調べなければならなかった」という
「ふざけた」さん説明は間違いで、正しくは、日本もアメリカも事件性の有無」が不明な死体は「不審死」扱いになります。アメリカの場合、マイケル ジャクソン氏に限らず、著名人の死は特に「事件性の有無」を念入りに調べて「病死・事故・自殺・他殺」を決めているのに対して、日本の場合は、短時間の「外表検視・現場検証」で事件性の有無」を判断。一度「事件性がない」と結論付けられたら、それ以上の「薬物毒検査・CT検査・解剖」などの検査は行わず、簡単に「病死・事故・自殺」とされてしまっているのです。

詳細はこちら↓
 
「死者の尊厳無視・命の軽視・犯罪の見逃し・死因過誤」専門家が指摘する 日本の ”死因究明制度” の問題点

 間違い3-自殺ではないから詳細発表がある  

「ふざけた」さんは、「マイケル ジャクソン氏も、
ホイットニー ヒューストン氏も、自殺ではない不審死なので、詳細な発表がされている。ロビン ウィリアムズ氏の場合は、警察から細かな発表はなかった。質疑応答はなかったと思う。三浦春馬氏と近いが、発表はなかったと思う。この人は自宅で一人でいる時に縊死しているので、疑いの余地がなかったから」と仰っていますが、これも間違い。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-4


下の写真と動画をご覧ください。自殺と断定されたロビン ウィリアムズ氏(デザイナーのケイト スペード氏も)
記者会見が行われていますよね。

CBC Robin Williams CNN
ロビン ウィリアムズ氏の記者会見
CBS News Kate Spade, renowned fashion designer, dead in apparent suicide
ケイト スペード氏の記者会見

ロビン ウィリアムズ氏においては、記者会見だけでなく、「死去前後の時系列・発見時の現場の状況・遺体の状態」などが詳記された書面での警察発表があり、「検視結果・解剖結果・薬物毒検査結果」と共に公表されています。

従って、アメリカでは、警察発表や記者会見があるのは「不審死だけ」ではなく、自殺の場合も同様です。著名人の場合は「社会の問題」ととらえ、特に徹底的に調べ、キチンと発表をし、警察の任務を果たしている印象を受けます。

詳細はこちら↓
 
「海外著名人の自死」からみる日本の警察&メディアの問題点


 間違い4-アメリカが薬物毒検査をする理由  

日本とアメリカの薬物毒検査について、「ふざけた」さんは、「アメリカの場合、薬物毒検査は殆どのケースにやる。なぜなら、アメリカは日本と違って ”薬物が蔓延している国” なんで。」と述べていますが、これも間違い。

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千葉大学法医学教室の岩瀬博太郎教授によると、「日本が薬物毒検査をしない理由」は…

ガラパゴス化している死因究明制度だから。その理由の一つは、警察の古い価値観とプライド。変死体であっても、日本の警察は「五官」を使って死体の見分を行い「事件性の有無」を判断していて、死体に外傷がなければ「事件性なし」とされる。明らかに犯罪性が強く疑われるものしか司法解剖や薬物毒検査などをせず、科学的な検査で得られる「証拠」の重要性を認識していないから。

焼かれる前に語れ 司法解剖医が聴いた、哀しき「遺体の声」6

ということで、岩瀬教授のお話からも分かるように、日本の警察が薬物毒検査をあまりしないのは、 ”薬物が蔓延していない国”だからではないのです。


詳細はこちら↓
 「死者の尊厳無視・命の軽視・犯罪の見逃し・死因過誤」専門家が指摘する 日本の ”死因究明制度” の問題点


 間違い5-アメリカが詳細報道する理由  

「アメリカに詳細報道のシステムがあるのは何故?」という質問に、「ふざけた」さんは、「WHOの自死ガイドラインをやぶったところで罰則はないので、守らないメディアもあるから。ガイドラインを守る守らないは、メディアの自由」と答えてますが、これも完全なる間違い。


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国際ジャーナリストの山田敏弘氏は、著書『死体格差 異状死17万人の衝撃』や『文春オンライン』で、「アメリカは、人の死は社会の関心事であり、個人情報の保護よりも死の原因を知る権利が優先されている」と語っています。

9割が未解剖で葬られる17万人の見過ごされた「死」
「心疾患と違法薬物の使用が関与」ジョージ・フロイド氏の解剖結果に見る もう1つのアメリカ

また、2022年1月9日にホテルの部屋で亡くなっているのを発見されたアメリカ人コメディアン ”ボブ サゲット”氏のケースでは、フロリダ州オレンジ郡保安局は、13ページに渡り「検視解剖・薬物毒検査」の結果などを発表。それに対して、ご遺族は「極度の精神的苦痛や苦悩という取り返しのつかない損害を引き起こす」との理由で、オレンジ郡保安官事務所と現地の検査官を相手取り、「サゲット氏の死に関する写真・映像・音声・法令で保護された情報」の非公開を求めて訴訟を起こされました。結果、遺族の訴えが認められ、全147点のうちの90点において永久に非公開とされることが決定しましたが、残りの57点と警察のボディーカメラが撮影したサゲット氏が亡くなったホテルの部屋の外部映像は、引き続き公開されることに。

最終的な判決が出る前、遺族側が訴訟を起こした時点でVincent Chiu裁判官は、サゲット氏の死に関連した捜査資料の公開を一時的に非公開としたのですが、遺族側の弁護士Brian Bieber氏と
オレンジ郡保安局の声明にも山田敏弘氏がふれられているアメリカの「国民の知る権利」と「プライバシー保護」の問題が垣間見れます。

US Judge blocks release of additional records in Bob Saget death investigation 1US Judge blocks release of additional records in Bob Saget death investigation 2US Judge blocks release of additional records in Bob Saget death investigation 3


赤枠の日本語訳

「調査の事実は公表されるべきだが、それらの資料は、サゲット氏本人とご遺族の威厳へ敬意を払い、非公開にし続けるべきである。”ご遺族のプライバシーの権利は、機密情報の開示に関するあらゆる公共の利益よりも勝る”という人道的、および、法的な見地から見て、非常に分かり易いこと。」

「我々は、プライバシーの権利についてのご遺族の懸念に配慮するが、プライバシーの権利は、”透明性・法律への順守・市民の知る権利” といった我々の義務に対する責任ともバランスを取って考慮していかなければならない。」と、水曜日、CNNに対してオレンジ郡保安官は述べた。

山田敏弘氏やボブ サゲット氏の遺族側の弁護士Brian Bieber氏、オレンジ郡保安局の言葉を通して分るのは、アメリカが著名人の死に関して詳細報道をする理由は、「public’s right to know(国民の知る権利)という法律の概念があるから」です。

「ふざけた」さんが仰っている
「WHOの自死ガイドラインをやぶったところで罰則はないので、メディアが守らないから」は、まったくの誤情報。WHOの自死ガイドラインは一切関係ありません。

アメリカでは、州や警察署によって公表の制限範囲が変ってくることもありますが、著名人であればあるほど世間は注目することもあり、警察はより慎重に捜査をし、その捜査内容や検査の結果を詳細に公表しています。それは、決して、「芸能人だから、国民の好奇心を満たしてあげることによって、警察の信頼を得よう!」みたいな ”人気取り” のためだけではないでしょう。最大の理由は、「公共の安全と秩序の維持が警察の責務だから」です。

更に言えば、徹底的に捜査や遺体の検査をすることによって「犯罪の見逃し」を減らすことになります。そして、「どのような捜査や調査を経て、どう判断したのか」という死因究明の根拠を公表することによって「警察の怠慢」をも減らすことに繋がりますよね。現に、ボブ サゲット氏の場合、オレンジ郡保安局の出した結論に、複数の専門家が異議を唱えています。そのように第三者の目で警察の仕事ぶりを監視するのが大事なんです。専門家や国民から監視されていれば、警察の中で常に緊張感が生まれ、いい加減な判断はできないはずですから。その点、日本の警察はラクな仕事してますよねぇ。。簡単な検視と現場検証で素早く判断し、短時間で幕引き。情報の開示は殆どせず、多くの日本国民は「日本の警察は優秀」って妄信しているので、誰からもツッコミを入れられることはないですからね。


詳細はこちら↓
 
「死者の尊厳無視・命の軽視・犯罪の見逃し・死因過誤」専門家が指摘する 日本の ”死因究明制度” の問題点


 間違い6-M.JacksonとW.Houstonは裏発表  

「ふざけた」さんは、「マイケル ジャクソン氏とホイットニー ヒューストン氏は、日本でいう記者クラブみたいな奴で、裏で(警察からの)発表みたいなのがあったんだけど…」と説明されてますが、デタラメなことを言ってはいけません。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-7


 記者クラブ

まず、「記者クラブ」が存在しているのは世界中で日本だけなので、アメリカには「日本でいう記者クラブ」なんていうのはありません。

記者クラブ制度は、全世界で日本にしかない。日本統治下の韓国では存在し、独立後も(権力側が情報統制するのに便利なので)そのまま継続された制度だったが、2001年、仁川国際空港がオープンした時の会見で、「記者クラブに属してないフリーランスのメディアが記者クラブに参加できないのはオカシイ」との反発で、裁判になり、原告側が勝訴。フリーランスのメディアでも参加可能となると同時に、ネットで世論が高まり、記者クラブ制度が消滅。以後は全オープン化された。

…と、「記者クラブ制度」の問題で、長年闘って来られているフリージャーナリスト
の寺澤有氏がこちらの動画で説明しておられます。

詳細はこちら↓
 
 警察OB・ジャーナリストが語る【警察/メディアの実態2】三浦春馬さん不審死 なぜメディアは追及しないのか?(”警察/メディアの実態 27” の欄を参照)

 M.JacksonとW.Houstonは裏発表 

次に、マイケル ジャクソン氏とホイットニー ヒューストン氏の死に関する警察発表ですが、「裏」ではなく、キチンと「表」でされていますよ。二人共「捜査報告・検視結果・解剖結果・薬物毒検査検査」はもちろんのこと、ありとあらゆる調査結果が公表がされています。

マイケル ジャクソン氏の捜査を担当したロサンゼルス警察の会見
Michael Jackson 1

マイケル ジャクソン氏の捜査報告書
Michael Jackson 2-1
Michael Jackson 2-2
Michael Jackson 2-3
Michael Jackson 2-4
Michael Jackson 2-5
Los Angels Times

 
※全部で51ページもある
マイケル ジャクソン氏のフルレポートは
Los Angels Times』のリンクをご覧下さい

ホイットニー ヒューストン氏捜査を担当したビバリーヒルズ警察の会見

Whitney Houston 18


ホイットニー ヒューストン氏の捜査報告書を含めたフルレポートはこちら↓
 
「死者の尊厳無視・命の軽視・犯罪の見逃し・死因過誤」専門家が指摘する 日本の ”死因究明制度” の問題点(”責任の所在・情報開示” の欄参照)


 間違い7-Williams/McQUEEN/伊良部は発表なし  

「ふざけた」さんは、「マイケル ジャクソン氏とホイットニー ヒューストン氏は、日本でいう記者クラブみたいな奴で、裏で(警察からの)発表みたいなのがあったんだけど、これ(ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏・伊良部 秀輝氏)に関してはなかったと思う。マックイーン氏に関しては本当はよくわからないけど、ウィリアムズ氏と伊良部氏に関してはなかったと思う。マックイーン氏は自殺ではあったみたいだけど、警察からの発表はなかった」と説明してますが、これも間違い。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-8


ロビン ウィリアムズ氏

こちらについては、もうすでに「間違い3-自殺ではないから詳細発表がある」で説明した通り、キチンと警察からの公式発表がありました。

アレキサンダー マックイーン氏

私が調べたところ、確かにマックイーン氏については、警察による記者会見の様子は見つかりませんでした。私が見つけられなかっただけなのか、ネットに残ってなかったのか、元々記者会見をする風習はないのか…は分かりませんが。

しかしながら、イギリスにはアメリカと少し異なる「コロナー(coroner)と呼ばれる検死の専門官職による検死制度」があります。医師・ 警察官・戸籍係・市民等から異状死の届出を受けたコロナーが、死因を調査し、必要があれば 解剖医に解剖を指示。重要な事例については死因審問(inquest)を開くなど、公正な立場で死因を解明する制度ですが、著名人の「自殺」と見られる死は、「突然死で死因が不明」であり、「人の死亡が公衆の健康若しくは安全に影響を及ぼす」重要な事例にあたるので、「死因審問」を開催して死因を解明しなければならないそうです。


アメリカのように、「捜査報告・検視結果・解剖結果・薬物毒検査検査」など全ての資料を公表するシステムはないよう(
紙面ではしてるものの、ネットでは公開していないのかもしれませんが)ですが、メディアを通じて調査の経過や結果は逐次、キチンと発表されています。


こちらは、マックイーン氏が2010年2月11日に亡くなってから約1週間後の『BBC』報道。担当しているさ捜査検査官や検視官が実名で経過を報告しています。
他のメディアでも、上の『BBC』と同じ内容を報じています。

 CNN「McQueen left a note and hanged himself, coroner says」

そしてこちらは、全ての捜査や調査が終了した際の『BBC』の報道。ここでも死因審問に参加した検視官やマックイーン氏の精神科医が詳細を説明しています。

Alexander McQueen 2
Alexander McQueen 3
Alexander McQueen 4

また、こちらの『WWD』の記事では、更に詳細が報道されています。
Alexander McQueen 5-1Alexander McQueen 5-2Alexander McQueen 5-3
ざっとですが、上の『WWD』の記事を日本語訳しました↓

調査を担当したロンドンの検死官によると、「うつ病・不安症・仕事のプレッシャー」その全てが、2月に起こったリー アレキサンダー マックィーン氏の自殺の要因になった。

しかし、最愛の母を失ったことによる傷心が最終的な打撃となってしまった。Paul Knapman検視官は、法廷にておよそ30名の関係者(ご遺族・友人のAnnabelle Neilson氏・メディア)に調査結果を報告し、正式に死因審問を終了した。

マックィーン氏の精神科医や家政婦、捜査した警察からの証言を収集後、Knapman検視官は、「マックィーン氏は精神のバランスを崩し、自殺した」と結論付けた。

死因法廷は、2月11日の朝、MayfairのGreen Streetにあるアパートで、クローゼットの中でベルトからぶら下がっているマックィーン氏をハウスキーパーのCesar Garcia氏が発見したと報告を受けた。

検視解剖では「マックィーン氏は首吊りによる窒息死」で、薬毒物検査では「大量のコカイン・処方薬のゾピクロン睡眠導入剤・ミダゾラム精神安定剤」が血中から検出された。手首には複数の裂傷があり、ナイフと短剣がマックイーン氏の寝室とバスルームで発見された。寝室のノートパソコン画面には「手首を切ったら、死ぬまでどれくらいの時間がかかるのだろうか?」との質問が掲載されたサイトが映し出されていた。

Knapman検視官は、現場で発見されたマックィーン氏が残したメモを要約。そこには「私の犬達をよろしく頼む。申し訳ない。愛してる。リー」と結ばれ、最期のメッセージのような内容であった。彼には3匹の愛犬がいた。

「彼が意図したことは明らかだった」とKnapman検視官は付け加えた。メモは本の裏側に書かれていた。その本は、「人間の降下」という名で、Darwinに影響を受けたイメージ(例えば、馬の身体と頭部に蝶をまとったキリストのようなフィギュアを持つマリリン モンロー)を描写している画家のWolfe von Lenkiewicz氏作、鉛筆画のシリーズだった。最期となったマックィーン氏の2010年春・既製服のショーでは、インスピレーションの中のDarwinが重視された。

ご遺族などの関係者は、「マックィーン氏が自殺をしようとしたのは初めてではない」と告げられた。マックィーン氏の精神科医であるStephen Pereira氏は、「昨年5月と7月に、睡眠薬と鎮痛剤の過剰摂取を試みた」と死因法廷で語った。Pereira医師は、それらの行動を「救いを求めた叫び」と表現。7月の自殺未遂の際に診察したPereira医師は、マックィーン氏には混合不安症と抑鬱性障害があったと付け加えた。

Pereira医師は、「確かに、彼は仕事に対して非常にプレッシャーを感じていた。それは、両刃の剣のようだった。仕事だけが『何かを成遂げた』と感じた唯一の生きがいだったが、ファッションショーの後には激しく落ち込んだ。高揚感も持ったが、同時に、酷く意気消沈した。彼のことを利用しようとした友人達にも失望していた。」とマックィーン氏の様子について語った。

(更にPereira医師の説明は続く)マックイーン氏に抗うつ薬を処方し、臨床心理士を紹介するも、すぐに薬の服用をやめ、臨床心理士との受診予約もしばしば行かなくなった。2月2日に起こったマックイーン氏の母親Joyceの死も影響を及ぼした。彼は、母親ととても近かった。母親が亡くなった時、命をつないでいた存在を失い、人生が困難になった。

こちらの『The Guardian』の記事では、第一発見者の家政婦さんが発見時の詳細を語ってます。(赤枠のところ)※『BBC』や『WWD』と同じ内容の部分は削除しました。

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上の『The Guardian』の記事の日本語訳↓

マックイーン氏の第一発見者であるハウスキーパーのCésar García氏は、仕事でMayfairにあるマンションを訪れ、正面玄関のチェーンがかかっていたと証言。

そのため、ユーティリティルーム(洗濯機や掃除用具を入れておく部屋)から入り、マックイーン氏の犬たちがクンクン鳴き、主寝室が汚れているのに気が付いた。García氏は、第二主寝室でマックイーン氏を発見したが、床に置かれたキャンドルにはまだ灯がともっていた。

救急車が呼ばれたが、死後硬直が始まったことに気付いた救急隊員は、蘇生の可能性はないと判断した。

寝室を調べた警察官は、芸術家Wolfe von Lenkiewiczの 『人間の降下』という本のコピーを見つけた。

警察官は後に、本の裏にメモが走り書きされていることを発見した。

メモの一部が法廷で読み上げられた。「私の犬達をよろしく頼む。申し訳ない。愛してる。リー。PS 教会に埋葬して欲しい。」

まとめると…

 ・自殺に繋がったであろう要因
・ご遺族などの関係者に調査結果を報告したこと
・第一発見者ハウスキーパーの実名と発見時の現場の状況
・現場の状況
・遺体の状況
・検視解剖の結果
・薬物毒検査の結果
・寝室にあったノートバソコン画面の内容
・残したメモ書きの内容や書かれていた場所

 
これだけの詳細が報道されています

ということで、「ふざけた」さんの説明「マックィーン氏は自殺ではあったみたいだけど、警察からの発表はなかった」が間違いであることがおわかりいただけますでしょうか?


警察だけではなく、検視官(検死官)や精神科医が死因法廷、第一発見者のハウスキーパーまで、メディアを通してキチンと詳細を説明しているのです。

伊良部 秀輝氏

アジア人初のワールドシリーズチャンピオンのプロ野球選手である「伊良部 秀輝」氏がロサンゼルス近郊の自宅で首を吊った状態で死亡しているのが発見されたのは、2011年7月27日16時25分頃でした。もうかれこれ10年以上も前の出来事なので、亡くなられた伊良部氏についての当時の報道記事は殆どなく、見つけられたのは、こちらだけ。


伊良部秀輝氏1伊良部秀輝氏2



この『スポニチアネックス』の記事だけでは断定はできませんが、「
伊良部氏に関しては警察の発表はなかったと思う。」と仰られている「ふざけた」さんの説明は、半分正しく、半分間違いだと思います。

伊良部氏は日本人の著名人とは言え、亡くなられたのはアメリカ。捜査をしたのはロサンゼルス州保安官事務所ということもあり、日本のメディアは詳細報道はしてなかったのではないか…と想像します。

しかしながら、「回想」という形ですが、英語のメディアでは伊良部氏のアメリカでの活躍と死亡時の状況を詳記されていて、キチンと警察発表の内容も掲載しているので、日本ではなくても、アメリカではありました。詳しくは、下の「間違い8-伊良部氏は薬物は検出されなかった」をご覧ください。

ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏・伊良部 秀輝氏」に関しての詳細はこちら↓



 間違い8-伊良部氏は薬物は検出されなかった  

「ふざけた」さんは、不審死に近いと言ったら伊良部選手。なんでかと言ったら、正確な死亡日時が判らなかったんですよ。(中略)薬物の影響なのかを調べるのに、血中のアルコールが高かった。オーバーアルコールって言うのかな。酒スゲー飲んでて、酩酊泥酔みたいな話になって、他の薬物っていうのは出てこなかったんですけど、過去にこの人確か薬物で捕まってるよね。でも、そん時、血中にはアルコールしかなくて、薬物を使ったっていうのはなかったんだよね。」と説明してますが、これも間違い。

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-9

上の『SPORTS ILLUSTRATED』の記事の日本語訳↓

伊良部秀輝の複雑な人生と死

20年前、伊良部秀輝は、ニューヨーク・ヤンキースでの栄光を求めてアメリカに来たが、代わりに得たのは苦悩だった。

BEN REITER 2017年8月1日

このストーリーは、『SPORTS ILLUSTRATED』の2017年8月7日版に掲載されている。雑誌の購読はこちら。

2011年7月27日午後4時過ぎ、カリフォルニア州Rancho PalosVerdesにあるcul-de-sac(カル・デ・サク=行き止まり部分が車回しのため円形に広がっているような住宅地)の端にある小さい3LDKの部屋に男性が訪れるまで、何日も訪問者はなかった。男性の悲鳴は、丘の上の家々や、ロサンゼルス方面や太平洋に広がるパノラマのような景色を見渡せる裕福な近隣地域の田園風景を貫通した。ロサンゼルス郡保安官代理は、迅速に到着。3つある部屋の1つで、安否確認をしようとした男性を発見した。

伊良部氏は、白いTシャツと濃い色のズボンを身につけていた。検死官の測量では身長 6’ 5″ (6 feet 5 inches=195.58 cm)で体重236 pounds(=107kg)ある彼の身体は、0.5インチ(12.7 mm)厚の白いロープで吊るされていた。状態から判断して、数日前に亡くなった。生存が最後に確認されたのは、おそらく日曜日だ。妻と2人の幼い娘たちに遺書は残してなかった。パソコンは日本語設定になっていたが、最近になって新しく作成されたドキュメントはなかった。事件性を疑う者は誰もいなかった。2日後に作成された検視解剖報告書では、「死に至った方法は自殺である」 と結論付けられた。52,000人のファンの前、ヤンキースタジアムのマウントでデビュー戦を飾ってから14回目の7月、有望な投手から落ちぶれた投手に転じてしまったメジャーリーグでの最後のピッチを投げてから9年後、42歳の伊良部秀輝氏は絶望的なほど孤独に亡くなった。

—–(中略)—–

ロサンゼルス保安官が伊良部氏の住居を捜索したところ、「Paxil(パキシル)」と呼ばれている抗うつ剤「Paroxetine(パロキセチン)」が半分残った容器と、通称「Ativan(アティヴァン)」として売られている非常に強い精神安定剤「benzodiazepine Lorazepam ベンゾジアゼピン系薬ロラゼパム」2錠が見つかった。「Ativan」は、特にうつ病傾向のある人にとっては、稀に自殺リスクの増加と関連しており、アルコールと一緒に服用してはいけない。伊良部氏の薬物毒検査の結果、死後の血中アルコール含有量は、カリフォルニアの法定運転制限のほぼ3倍である0.23%あり、「ロラゼパム」が肝臓で検出された。


ということで、
「事件性の疑いはない」という伊良部氏の場合であっても、司法解剖・薬毒物検査がされ、キチンと警察からの発表もあり、薬物毒検査では肝臓で「ロラゼパム」という精神安定剤が検出されているので、「伊良部氏は警察発表なかった」「血中にはアルコールしかなくて、薬物を使ったっていうのはなかったとする「ふざけた」さんは間違いです。



伊良部 秀輝氏」に関しての詳細はこちら↓


 間違い9-日本とアメリカの違いはない  

「日本とアメリカの違いって、私が知る限りぜんぜんないんですよね。ロビン ウィリアムズ氏が、そんな報道『自殺だ!自殺だ!』みたいなのってなかったと思うんですけどね。テレビに出てない一部のメディアが騒ぎ立ててた印象があったんですけど。伊良部選手は、何日間かやってたかな。でも、自殺って判ったら、パタッと終わったと思うんですよ。

『アメリカ、海外と日本と比べたらこんだけ違うよね』って話は、主張したいことは分るんですけど、三浦春馬氏は直後(死にたて)だったわけですよね。直後に発見されて、処置をされている間に亡くなってしまった。もう意識が戻らないってことなんですけど、この人達(ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏・伊良部 秀輝氏)は、発見時もうすでに息止まって、身体が冷たくて明らかに死んでる”変死” 状態ってことですよね。これが違うんですよ。だから、比較したいんだったら、三浦春馬氏と酷似しているような・・完全に死んでる場合と死に近い状態とはまた話が違うじゃないですか。これって、アメリカでも一緒なんですよ。それを引っ張り出して比較するっていうのも、完全な間違いではないけど、ほぼ間違いっていう話は私は主張したい。個々のケースで違うので、三浦春馬さんとは比較できない。」と、「ふざけた」さんは、まとめていらっしゃいますが…

日本一ふざけた弁護士を目指す人。8-10



ここまでこちらの記事を読んでいただいた方、当ブログを読んでいただいている方には、「ふざけた」さんはの説明がいかに間違っているのか…をお分かりいただけると思います。


日本とアメリカの違いって、ぜんぜんない?「ふざけた」さんって、日本の法律の知識はある程度おありになるという印象があったんですけどねぇ。。海外の死因究明制度については、まったくといっていいほど無知なんですね。

アメリカだけじゃなく、海外の国々と比較しても、日本の死因究明制度はかな~り違いますよ。発展途上国ならまだしも、先進国の中で、日本のようなガラパゴス化した死因究明制度を現代でも採用している国は日本だけ。死体発見時に明らかに死んでる「変死」状態か否か…は関係ありません。

「ふざけた」さんは、事前に何も調べもせず、ご自分の不確かな記憶だけでYouTubeの動画を作ってらっしゃるんですね。しかも、ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏が「どこの国の人なのか」「何をしていた人なのか」もご存じなく。おそらく、日本での報道だけで、ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏・伊良部 秀輝氏の報道はなかった」と説明していらっしゃる。なんでやねん!ロビン ウィリアムズ氏・アレキサンダー マックイーン氏は、海外の著名人なのですから、自国であるアメリカやイギリスの情報を調べなければ、事実は判らないですよね?正直、驚愕してしまいました。

ただでさえ、重要であると思われる世界のニュースも、日本のメディアは
取り上げない事も多々あります。特に、政権批判に繋がるような「政府にとって都合の悪いニュース」は流さない偏向報道が酷い日本。ましてや、海外の著名人は、日本でも相当有名でなければ、それほど取り上げないでしょう。ロビン ウィリアムズ氏は、日本でも名が知れている俳優なので、「ふざけた」さんには記憶になくても、第一報は日本でも報道された可能性は高いですが、約3か月後に「自殺」と断定された際の続報はなかったのではないか…と推測します。

「個々のケースで違うので、三浦春馬さんとは比較できない。」これは、もっともらしく聞こえる言葉ですよね。確かに、日本や海外で起こった様々な変死事件と比較しても、必ずしも春馬さんのケースと一致するわけではありません。

が、しかし、春馬さんがアメリカの著名な俳優で、アメリカで亡くなったのなら、警察は「検視・現場検証・解剖・薬物毒検査などのありとあらゆる検査・捜査」を経てから、総合的に「事件性の有無」を判断し、「どのような根拠で死因を結論付けたのか…」の説明も、捜査&検査結果と共にキチンと公表し、メディアは統一された内容で報道したことでしょう。だからこそ、日本の死因究明制度がアメリカの同じレベルであって欲しいと思うのです。

こちらの現役の法医学者の方も、このように意見をされてます。

法医学ブログ3
法医学ブログ2
根拠のない陰謀論を減らすためにも死因究明は必要

そう、日本の警察がやっている検視じゃ、死因はわからないんですよ!根拠のない陰謀論を減らすためにもアメリカやイギリスのような徹底した死因究明は必要なんですよ!

新人警察に「検視じゃ死因はわからない」と教えていらっしゃるこの法医学者の行動は素晴らしいとは思いますが、いくら新人警察に教えても無駄とまでは言いませんが、根本解決にはなりません。根本解決するには、現状の死因究明制度を変えること。変えるためには、警察の上層部や政治家の意識改革が必要です。

既出の千葉大学法医学教室の岩瀬博太郎教授をはじめ、様々な法医学者や専門家から犯罪の見逃しを指摘されているのが日本の死因究明制度で、そのような問題だらけの死因究明制度の下で「事件性の有無」を判断されてしまったのが、三浦春馬さんの死なんです。勿論、本当に事件性はなかったのかもしれませんが、アメリカのように徹底的に調べたら、もしかしたら違った結論になったかもしれない。だからこそ、そう簡単には警察が出した結論を受入れることができないのです。

デマを妄信している人達が多くみられる為、日頃から揶揄するようなコメントをされている「ふざけた」さんなので、
三浦春馬さんの自死に対して疑問視する追及派に対して批判されたいお気持ちは理解できますが、欠陥だらけの日本の死因究明制度については、紛れもない現実的な問題です。決して「三浦春馬さんとは無関係」とも言えません。

いずれにしても、「
日本とアメリカの違いは、ぜんぜんない」といったデマを拡散しないでいただきたいです。


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ここからはおまけ~!
「ふざけた」さんの動画やツイを久しぶりに拝見していて、気が付いたことがあります。「海外の不審死との比較」とは関係ないのですが、上記の間違いだらけの情報と言い、「ふざけた」さんって、本当に思い込みが激しいですよね。
 頭の良し悪しは顔に出る 
例えば、こちらの「頭の良し悪しは顔に出る」というタイトルのショート動画。
日本一ふざけた弁護士を目指す人。10

頭の良し悪しって顔つきに出る
綺麗な顔なんだけど、頭悪そうな顔あるじゃないですか
やっぱ、そういうのってあるっすよね
顔で頭の良し悪しが出ちゃう
頭の悪さがにじみ出ちゃう人って、いるじゃないですか
あれなんか凄いなって、才能だな。。って思って
頭の悪さをにじみ出す才能っていうか
別に、私、頭の良さをにじみ出しているって訳じゃないんですけど
そのぉぉぉ。。頭の悪さをにじみ出てんのかな
わからないですけどね
でも、やっぱ、顔つきって大事って思いましたね

 

…と、メチャクチャ ド偏見!!
「性格は顔に出る」とは聞いたことはありますが、 「頭の良し悪しは顔に出る」って、 何を根拠に?
そもそも「ふざけた」さんの意味する「頭の良い人」の基準ってなんでしょう?どんなに難解な試験も簡単に高得点が取れるほど勉強が出来て、高学歴の人?それとも、知能指数の「IQ(=Intelligence Quotient)値」が高い「天才」と呼ばれる人?
2014年、チェコ共和国にあるチャールズ大学が「顔と知性の関係」ついて行った調査がありました。男女40人ずつにIQテストを受けてもらい、その人達の写真を他の160人に見せて、魅力的に感じるか?知的に見えるか?…を1~7のスケールで判定してもらったのですが、結果、男性の場合、魅力的で知的に見える外見には下記の特徴があるそう。
日本一ふざけた弁護士を目指す人。10-2
女性の場合は、性的二形性(性の差が原因となって示す性質が異なる)である可能性があるということ。つまり、性的な魅力を知的な魅力と勘違いしちゃうこともあるんで、男性のような統一性のある結果が得られなかったってことなんですね。
口角が上がっているのか、下がっているのか…でも頭の良し悪しの印象も変わってくるんですね。ってことは、多少でも知的に見せたいときは「とりあえず微笑めばOK」なのかな?
「頭が良さそうに見える顔・頭が悪そうなに見える顔」の特徴は判ったものの、男性でも女性でも、IQテストで測定された実際の知能との間に相関関係は見つからなかったそうですよ。
【参考文献】
プリンストン大学で行われた研究「Social attributions from faces bias human choices(外見の社会的帰属は人間の選択にバイアスをかける)」でも、「結局のところ、人は顔で能力や性格、信頼度といった内面を外見で判断されてしまっているのが現実であるが、それは単なる偏見であって、実際には関連性はない」と結論付けられています。
一方、「”偏見の持ちやすさ” と ”頭の良さ”には関係がある」ということは、沢山の研究から示されています。例えば、オンタリオのブロック大学の心理学者であるGordon Hodsonをリーダーとするチームの研究「Bright Minds and Dark AttitudesLower Cognitive Ability Predicts Greater Prejudice Through Right-Wing Ideology and Low Intergroup Contact(明るい心と暗い態度:低い認知能力は、右翼イデオロギーと低い集団間接触を通じてより大きい偏見を予測する)」によると、知能(IQ)の低い子供は、偏見を持つ大人になる可能性が高いことがわかったのだとか。
IQが低い子どもは、大人になって人種差別やヘイトスピーチへ向かう
なるほど。。「白人/黒人は○○」「男/女は○○」「こういう集団は○○」と何でも物事を安易に単純化しようとして、差別的な思想や偏見を持ってしまうのは、確かに「頭が悪い人の発想」とも言えますね。頭が良い人は、物事をもっと俯瞰で見ることが出来るので、単純にカテゴリーに入れようとせず、集団を見ても、「こういう人もいれば、こんな人だっている」と理解しようとするんですね。
上のブロック大学の研究結果について、メンタリストのDaiGoさんも、自身のブログで取り上げたことがありました。
差別・偏見・決めつけが強い人の正体が判明
「差別主義・偏見が強い人・決めつけが多い人は頭が悪い」と太字で強調し、最後の部分では「裕福な家庭で育ったのに差別主義な人は本当に頭が悪いということになります」とまで力説されていたのに…
その2年後には、「ホームレスの命はどうでもいい・邪魔だし・臭い・生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」と、ホームレスや生活保護受給者の命を軽視するド直球な差別的な発言をして、世間から大バッシング受けちゃってましたよね。
差別・偏見・決めつけが強い人の正体が判明2
DaiGoさんは、頭が良さそうに見える「顔」をお持ちだし、学歴も「慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業・慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程中退」と申し分ない。裕福な家庭環境で育ち、しっかりした教育を受けられたはずなのに、こんな差別的な発言をしてしまうのは、ご本人が仰る通り、「本当に頭が悪い」ってことなんですね。
ってことで、「ふざけた」さん、いかに、「顔」と「頭の良さ」は関係ないって判りませんか?失礼ながら、私には「頭の良し悪しは顔に出る」なんていう偏見をお持ちの「ふざけた」さんこそ「頭が悪い」のではないか…と感じてしまいますねぇ。。
「頭が良い人」って、どんな人なんでしょう?
色々なご意見があるでしょうが、私が想像するのはこんな人↓
flower_ine.png
「実るほど頭を垂れる稲穂かな~」的な人!
人って、
地位が上になればなるほど態度が大きくなり…
人気が出れば出るほど傲慢になり…
容姿を褒められれば褒められるほどナルシストになり…
知識が増えれば増えるほどひけらかすようになり…
収入が増えれば増えるほど自慢するようになり…
って感じに、知らず知らずのうちになっていっちゃう人が実に多いんですよね。小物ほど尊大に振る舞うもの。
残念ながら、この方も、そのようです。
差別・偏見・決めつけが強い人の正体が判明3
しかし、本当に頭が良く、高いIQとEQ(Emotional Quotient=感情指数)を持ち合わせている一握りの人格者は、どんなに立派になっても、頭の低い謙虚な姿勢を保ち続けます。
そう、この方みたいに。。
差別・偏見・決めつけが強い人の正体が判明4
 世界の方が素晴らしいは勘違い 
あと。。
もう一つ余談ですが…こちらのツイも、私から見たら「ふざけた」さんの偏見ですよ。
日本一ふざけた弁護士を目指す人。9
え!?
「世界の方が素晴らしい」っていうのは ”勘違い” ですか?
まぁ、「世界のどこの国と比べるか?何に対して比べるか?」によるでしょうけどね。紛争が絶えない国や、貧しくて衛生環境に問題がある国、治安がメチャクチャ悪い国なんかと比較したら、大抵の人達は「日本の方が素晴らしい!」ってなるとは思いますよ。
が、しかし、先進国と比べたらどうでしょうか?「日本だけにしか住んだことない日本人」は、おそらくイメージだけで「海外素敵~!」ってなるのかもしれませんが、私のように実際に暮らしてみて、「世界(自分達の居住国)の方が素晴らしい」って言う日本人も結構いますよ。
私には、「アメリカ・カナダ・イギリス・ドイツ・イタリア・オランダ・ノールウェー・オーストラリア・ニュージーランド・中国・韓国・メキシコ・ブラジル・インドネシア」といった世界の国々に住む現地人や日本人の友達がいますが、自民党政権後、年々悪化する日本の政治経済情勢、あまりにもヒドイ福祉、不寛容社会など。。日本の状況に嫌気がさしている日本人の友人が多いです。特に、コロナ禍での日本の「アベノマスク・GoToトラベル・助成金の出し渋り」といったトンデモ支援策に幻滅して、「老後は日本に完全帰国する」と計画を立てていた人達が、次々と「今の日本は幸せに暮らせる国ではなくなってしまった」と、計画を変更されていますよ。
私はトータルで30年ほど海外に住んでいますけど、子供が生まれて、子育てする中で、それまで気が付かなかった日本の問題点(受験中心の知識の詰め込みだけで、自分で考える力を養えない学校教育など)が明白に分かり、「私が住む国はすごい!」って感じたことが多々ありました。
大昔ですが、マザー テレサが来日した際の講演で、「日本は物質的に豊かではあるが、心が飢えている人が大勢いる」と指摘されていましたよね?
日本一ふざけた弁護士を目指す人。12-1
乙武洋匡さんは、「バリアフリーの施設的な観点で言うと、日本のほうが進んでいるかもしれないけれど、“バリアフリーの社会”という意味では、ロンドンのほうが先に進んでいると感じてしまう」と仰ってますね。
日本一ふざけた弁護士を目指す人。12-2日本一ふざけた弁護士を目指す人。12-3
このマザー テレサと乙武さんの言葉で思い浮かんだのが、私の住んでいる国では、障害者だけではなく、子供連れの親や高齢者など、誰でも困っている人が街中にいたら、必ずと言っていいほど周囲の人達が声かけて、助けてくれるってこと。日本では、ベビーカー押して電車に乗れば、結構周囲から冷たい視線がきて、迷惑がられますが、こちらでは例えラッシュ時に公共機関を利用しても、嫌な顔されたことはないんですよね。
芸能界もこちらの方がマシのような気がします。マネージメントとも対等な立場で契約を結べるし、芸能人の労働組合もキチンとあるので、過重労働をさせられる可能性もいたって低いですし、なんせエンタメ業界の質も、演劇の質も、日本とは大違い。日本は、その芸能人がどんなに実力があっても、人気があっても、「所属事務所の力」でテレビ出演や配役が結構決まってしまうところがありますが、海外では実力主義ですもんね。春馬さんのことだって、どこ行っても「イケメン俳優」扱いするような失礼なことはしないだろうなぁ。。
春馬さんは「どうあることが一番心地いいですか?」の質問に、「自由でいたい。本当に自由人なんです。」って、2018年『Numero』のインタビューで答えてましたよね?西洋社会には、日本人のように「他人のことを異常に気にする人」はそんなにいないんで、本当に付き合いがラクですよ。コロナで現れた他人を四六時中監視する「自粛警察」なんて、考えられないですもの。春馬さんも海外に移住されていたら、もっともっと自由に生きられただろうに。。
ってことで、「『世界の方が素晴らしい』っていうのは ”勘違い”」っていうのも、「海外すごい!とか言う人は大抵海外行ったことない」っていうのも、ただ単に「ふざけた」さんの決めつけですよ。人間は自分が経験した範囲内でしか物事を把握できないのかもしれませんが、そう何でも単純化しようとしないで、もっと世の中は複雑であることを理解して、視野狭窄的なレッテルを貼りたがらないでいただきたいですね。
てっちゃんの自宅に嫌がらせに行ってしまう行為もそうですが、誤情報を平気で流したり、主観で決めつけたり、すぐ「頭が悪い」と言ったり…という「ふざけた」さんの行為には失望してしまいました。本当に残念でなりません。
事務所擁護派の中には、「ふざけたさんの解説に全くおかしな点はない」と仰っている方もいらっしゃいますが…
日本一ふざけた弁護士を目指す人。14
「海外の不審死との比較」については、完全に「ふざけた」さんの解説は間違っていますよね。この方は「ふざけた」さんのファンのようですが、「ふざけた」さんの言葉をいつも100%信じてしまうという妄信はいけません。特に「ふざけた」さんは、弁護士ではないとのことですから。「ふざけた」さんだけでなく、誰の言葉でも必ず、ご自分で調べて、確認することが大事です。
そして、「ふざけた」さんが誤情報を発信したのなら、いくらファンだからといって、気を使って何も意見しないのではなく、キチンと間違いを指摘するべきです。てっちゃんさんとかと違って、「ふざけた」さんは、否定的な意見を無視したり、ブロックしたりする方ではないようなので。

Source: 三浦春馬 Haruma Miura -魂の叫び-